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当院の根管治療について

根管治療とは?

当院の根管治療について

根管治療は、歯を残すための大切な治療です

根管治療とは、むし歯が神経まで進行した場合や、過去に治療した歯の根に再び感染が起きた場合に、歯の根の中をきれいに清掃・消毒し、再感染を防ぐ治療です。
歯の根の中には、神経や血管が通っていた細い管があります。この管は非常に細く、複雑に曲がっていることも多いため、肉眼だけで正確に確認することは簡単ではありません。
根管内に細菌が残ってしまうと、治療後に痛みや腫れが再発したり、歯を支える骨に膿がたまったりすることがあります。そのため、根管治療では「見えにくい部分をどれだけ正確に診断し、丁寧に処置できるか」が重要です。

なぜマイクロスコープが必要なのか

なぜマイクロスコープが必要なのか

根管治療では、歯の根の中にある非常に細い管を治療します。根管の形は患者さんごとに異なり、曲がっていたり、枝分かれしていたりすることもあります。
従来の肉眼による治療では、見えない部分を歯科医師の経験や感覚に頼らざるを得ない場面がありました。
マイクロスコープを使用することで、患部を拡大して確認しながら処置を進めることができ、より精密な治療につながります。
当院では、根管内の状態をできる限り正確に把握し、感染部分の取り残しを防ぐために、マイクロスコープを活用した根管治療を行っています。

当院の精密根管治療の特徴

01日本歯内療法学会認定専門医による治療

日本歯内療法学会認定専門医による治療

当院の院長は、大学卒業後、患者さんの歯をできる限り長く残す治療を学ぶため、大学の保存科で歯周病治療と根管治療について研鑽を積んできました。
2003年より新しい根管治療の研修を開始し、2004年にはニッケルチタンファイル、2006年にはマイクロスコープ、2010年には歯科用CTを導入。さらに2010年には歯内療法学会認定の専門医を取得し、専門的な根管治療に取り組んできました。
その後も、米国ペンシルバニア大学や米国サンタバーバラの著名な先生方から学び、より良い治療を提供できるよう研鑽を続けています。
2004年より専門的な根管治療に取り組み、20年以上にわたり、他院で抜歯と診断された歯に対しても、できる限り保存を目指した治療を行ってきました。
これからも、一本でも多くの歯を抜かずに残せるよう、技術と知識の向上に努めてまいります。

02マイクロスコープによる精密な治療

マイクロスコープによる精密な治療

歯の根の中は非常に細かく、肉眼だけでは確認が難しい部分が多くあります。根管内に感染部分が残ってしまうと、治療後に痛みや腫れが再発したり、再治療が必要になったりする可能性があります。
当院では、マイクロスコープを使用して根管内を拡大し、肉眼では見えにくい細部まで確認しながら治療を行っています。拡大視野で確認することで、感染部分の取り残しをできる限り防ぎ、根管内の状態をより正確に把握しながら処置を進めることができます。
また、根管の入り口や細かなひび、過去の治療で残った材料なども確認しやすくなるため、より精度の高い治療につながります。見えない部分を感覚だけに頼るのではなく、実際に確認しながら治療を進めることが、当院の精密根管治療の大きな特徴です。

03歯科用CTによる正確な診断

歯科用CTによる正確な診断

根管治療では、治療を始める前の診断が非常に重要です。歯の根の形や病変の広がりは、通常のレントゲンだけでは把握しきれないことがあります。特に、根の先に膿がたまっている場合や、根の形が複雑な場合には、立体的な情報を確認することが大切です。
当院では、必要に応じて歯科用CTを活用し、歯の根の形、骨の状態、病変の位置や大きさを立体的に確認します。CT画像を用いることで、従来の平面的なレントゲンでは分かりにくい部分まで確認でき、より正確な診断につながります。
診断の精度が高まることで、歯を残せる可能性や治療の難易度、必要な処置を事前に見極めやすくなります。当院では、治療前の診査・診断を丁寧に行い、患者さんに現在の状態や治療方針を分かりやすくご説明したうえで治療を進めています。

04ニッケルチタンファイルを用いた丁寧な根管形成

ニッケルチタンファイルを用いた丁寧な根管形成

根管は非常に細く、まっすぐではなく曲がっていることも多いため、根の中をきれいに清掃するには繊細な処置が必要です。無理に器具を進めると、根管の形を損なったり、十分に清掃できなかったりする可能性があります。
当院では、しなやかで根管の形に沿いやすいニッケルチタンファイルを使用し、根管内の清掃・形成を行っています。ニッケルチタンファイルは柔軟性があるため、複雑な根管にも対応しやすく、感染部分を丁寧に取り除くために役立ちます。
根管治療では、根の中をきれいにするだけでなく、その後に薬剤をしっかり詰められるように形を整えることも大切です。当院では、根管の形態をできる限り保ちながら、再感染のリスクを抑えるための丁寧な処置を心がけています。

05ラバーダム防湿による再感染への配慮

ラバーダム防湿による再感染への配慮

根管治療では、根の中を清掃・消毒することに加えて、治療中に細菌を入れないことも非常に重要です。お口の中の唾液には多くの細菌が含まれており、治療中に唾液が根管内へ入り込むと、再感染の原因になる可能性があります。
当院では、必要に応じてラバーダム防湿を行い、治療する歯を唾液から隔離した状態で処置を進めます。ラバーダムを使用することで、根管内を清潔に保ちやすくなり、より安定した環境で治療を行うことができます。
根管治療は、治療中の環境づくりも結果に関わる大切な要素です。当院では、マイクロスコープやCTなどの設備だけでなく、ラバーダム防湿による感染対策にも配慮し、治療後の歯をできる限り長く維持できるよう努めています。

治療の流れ

STEP 01診査・カウンセリング

まずは現在の症状や、これまでの治療歴を確認します。
痛み・腫れ・違和感の有無、他院での診断内容などを丁寧に伺い、歯の状態を確認します。

STEP 02レントゲン・CTによる精密診断

レントゲン撮影に加え、必要に応じて歯科用CTを用いて診断します。
通常のレントゲンだけでは分かりにくい根の形、病変の広がり、骨の状態などを立体的に確認し、歯を残せる可能性を検討します。

STEP 03治療計画のご説明

診査・診断の結果をもとに、現在の歯の状態、必要な治療内容、治療回数、費用の目安をご説明します。
歯を残せる可能性や治療のリスクについてもお伝えし、ご納得いただいたうえで治療を進めます。

STEP 04マイクロスコープ下での根管治療

治療時は、必要に応じてラバーダム防湿を行い、唾液中の細菌が根管内に入らないよう配慮します。
そのうえで、マイクロスコープを使用し、根管内を拡大して確認しながら、感染した組織の除去、洗浄・消毒を行います。
複雑な根管に対しては、ニッケルチタンファイルなどを使用し、できる限り精密に処置を進めます。

STEP 05根管充填・補綴処置・経過観察

根管内がきれいになったことを確認した後、薬剤で緊密に封鎖し、再感染を防ぎます。
その後、歯を長く使えるように土台や被せ物で補強します。
治療後も必要に応じて経過を確認し、痛みや腫れの有無、病変の改善状況を見ながら、歯の維持をサポートします。

治療後の注意点

治療後の注意点

治療は歯の根(根管)に入ってしまったバイ菌により感染している根管の内壁の歯質を削り取り、その部分を消毒液に浸してバイ菌の除去を行います。その際、急に根の先の歯茎の部分が大きく腫れてしまう時があります(フレアーアップといいます)。原因としては、感染した歯質を細い刃のついた針(ファイル)で削り取るのですが、その歯質の一部が根の先(根尖)より出てしまい、その部分でバイ菌が悪さをする場合や、元々根管には空気がありませんが、治療により空気が入り空気を好むバイ菌が悪さをする場合など、本当の原因ははっきりしません。 このような状態になってしまった場合には、根管より腫れてしまった原因である膿やガスを抜き(排膿)、投薬をいたしますので、すぐにご連絡ください。通常1~3日程度でひいてしまいます。治療についてのご理解とご協力をお願いいたします。

根管治療の症例紹介

当院では、マイクロスコープや歯科用CTを活用し、できる限り歯を残すことを目指した根管治療を行っています。
こちらでは、実際に当院で行った根管治療の症例をご紹介します。
歯の状態や治療内容は患者さんによって異なりますが、根管治療でお悩みの方や、抜歯を避けたいとお考えの方は参考としてご覧ください。
他院で抜歯と診断された場合でも、状態によっては歯を残せる可能性があります。まずは一度ご相談ください。

【症例1】感染根管治療

治療前根充直後根充後7ヶ月根充後11ヶ月

【症例1】感染根管治療

治療内容 上顎前歯部根尖病変に対する 感染根管治療(MTA使用)/補綴処置
患者様の年齢 40歳
患者様の性別 女性
治療期間 根管治療:4週間+予後の経過6か月
補綴治療:3週間
治療回数 根管治療;4回
補綴治療;4回
治療費用 根管治療:約45,000円
補綴治療:当該歯は約10万円
治療で得られるメリット 根管治療により抜歯をしないで済む
治療する際に起こる
リスク・副作用
根管治療は専門医による治療であっても80%程度の治癒率である
感染状態によっては残存歯質が少なくなり、破折のリスクが高くなる
ブリッジ補綴治療は負担過重による長期維持が難しくなる
※注:MTAによる根管充填は厚労省の治療適応外です

【症例2】感染根管治療

  • 治療前

    【症例2】感染根管治療

    2012年8月
    根管内に破折した器具が確認できる

  • 治療後

    【症例2】感染根管治療

    破折器具の除去
    20分ほどで除去、除去後に根管治療を行う

  • 治療前

    【症例2】感染根管治療

    2012年9月 根管充填

  • 治療後

    【症例2】感染根管治療

    2012年10月 根管充填後1か月経過
    根尖病変の縮小が確認できる

治療内容 下顎臼歯部根尖部破折器具の残存と根尖病変及に対する 感染根管治療
患者様の年齢 42歳
患者様の性別 男性
治療期間 根管治療4週間+予後の経過4週間
治療回数 根管治療;4回
治療費用 根管治療:約25,000円
治療で得られるメリット 根管治療により抜歯をしないで済む
治療する際に起こる
リスク・副作用
根管治療は専門医による治療であっても80%程度の治癒率である
破折器具除去時に穿孔を起こすリスクがある
破折器具の除去の経過で残存歯質が少なくなり、破折のリスクが高くなる 

【症例3】感染根管治療/インプラント治療

  • 治療前

    【症例3】感染根管治療/インプラント治療
  • 治療後

    【症例3】感染根管治療/インプラント治療
治療内容 多数歯根尖病変に対する 感染根管治療/補綴処置
下顎臼歯部欠損部に対するインプラント治療
患者様の年齢 56歳
患者様の性別 女性
治療期間 根管治療6歯約6か月+予後の経過約6か月
インプラント治療:約4か月・補綴治療:約2か月
治療回数 根管治療;約20回
インプラント治療:約6回・補綴治療;約4回
治療費用 根管治療:約30万円
インプラント治療:約50万円・補綴治療:当該歯は約50万円
治療で得られるメリット
  • 根管治療により抜歯をしないで済む
  • インプラント治療によりかむ力がしっかり伝わりやすく、食事や発音のしやすさにつながる
  • インプラント治療により、ほかの歯の負担を軽減できる
治療する際に起こる
リスク・副作用
  • 根管治療は専門医による治療であっても80%程度の治癒率である
  • 感染状態によっては残存歯質が少なくなり、破折のリスクが高くなる
  • インプラント治療は外科処置を伴うため、晴れ・痛み・出血が生じることがある
  • インプラント周囲に炎症が亜コルト骨が減って長期維持が難しくなります
  • 骨量や体質によっては、治療期間が長くなる/追加処置が必要にあることがある

【症例4】感染根管治療

  • 初診時

    【症例4】感染根管治療

  • 治療経過

    【症例4】感染根管治療

  • 治療後

    【症例4】感染根管治療

治療内容 下顎臼歯部根尖穿孔部の根充材の洩出/根尖病変に対する
感染根管治療(MTA使用)
患者様の年齢 18歳
患者様の性別 女性
治療期間 根管治療8週間+予後の経過2か月
治療回数 根管治療;6回
治療費用 根管治療:約40,000円
治療で得られるメリット 根管治療により抜歯をしないで済む
治療する際に起こる
リスク・副作用
  • 根管治療は専門医による治療であっても80%程度の治癒率である
  • 根管穿孔は大きさによっては治療不可の場合がある
  • 感染状態によっては残存歯質が少なくなり、破折のリスクが高くなる
    注 MTAによる根管充填は厚労省の治療適応外です

歯はできるだけ抜かず、できるだけ削らず、できるだけ残すことが大切です これは田歯科医院の治療方針のひとつです

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